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ボルボ240の整備記録と日々のあれこれ。

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2010年春の集中整備② ウォーターポンプ交換&シャフトシール交換(3点)

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アマゾンさんのご協力を得て,2日がかりの集中メンテナンスを行うことになりました。

じつは先日オイル交換をした際,ウォーターポンプのOリング(大)からの水漏れとカムシャフトシールからのオイル漏れを発見。
この対策が,今回の一連のメンテナンス最大の目的です。

[Oリングからの水漏れ]
100320_1_3.jpg

[カムシャフトシールからのオイルにじみ]
100320_1_23.jpg 100320_1_24.jpg

作業内容ですが,ウォーターポンプは,Oリングだけでなくポンプ本体もアッセンブリで交換。
シャフトのシールは,カムシャフト,中間シャフト(デスビシャフト),クランクシャフトのシールをすべて交換します。

まずは,部品を確認。

[ウォーターポンプ・キット]
100320_1_1.jpg 100320_1_2.jpg
(ポンプ本体,ガスケット,Oリング(大/小),ボルト/ナット)

[シャフトシール]
100320_1_4.jpg
(左/カム・中間用,右/クランク用)
100320_1_5.jpg 100320_1_6.jpg

さて,まずは水を抜いて,ファンやタイベルカバー等を外していくのですが,今回は作業スペース確保のためにラジエターも外しちゃいます。
ラジエターはオイルラインを養生してから,フィンとウォーターラインをジャブジャブ水洗いしました。

下の写真は,ラジエターとファン,プーリーを外し,タイベルのアッパー側カバーとカムのスプロケットを外したところ。
タイミングベルトを外す際は,タイミングマークの確認を忘れずに。

100320_1_7.jpg

また,タイベルのテンショナーは,そのまま外してしまうと組み込むときにバネが縮まらず苦労します。
テンショナーは,外す前にバネをグッと縮めて,心棒の下写真の↑(赤矢印)付近に開いている穴に細いドライバーか釘などでつっかえ棒をしておくと良いです。

100320_1_22.jpg

今回は3本のシャフトすべてのシールを交換しますので,すべてのスプロケットとリア側のタイベルカバーも外します。
下の写真がスプロケットとタイベルカバーを外したところ。

100320_1_8.jpg
○(赤) ・・・ カムシャフト
○(青) ・・・ 中間(デスビ)シャフト
○(黄) ・・・ クランクシャフト
○(緑) ・・・ ウォーターポンプ

リアのタイベルカバーはボロボロでしたが,部品を調達していなかったので再使用することにしました。
これを見ると,中間シャフト部からのオイルにじみもあったようです。

100320_1_9.jpg

ここまで分解して分かったのですが,中間シャフトとクランクシャフトのシールハウジング(下写真の○(ピンク))のナットが緩んでおり,ハウジング周辺からオイルが漏れていました。
ハウジングを外すのはオオゴトになるので,今回は緩んだナットの増し締めで対処します。

100320_1_25.jpg

*** シャフトシール交換についての注意 ***
シャフトシールの交換は,本来スペシャルツールが必要な作業です。
挿入にあたって,ゴムの縁がめくれたり,斜めに入ってしまったり,挿入位置が深すぎたり,浅すぎたりするのはすべてNG。
素人作業は危険なので,オススメしません。


カムシャフトと中間シャフトのシールは共通部品です。
ちなみに,イギリス製。
以下の写真は,すべてカムシャフトのシールです。

[シールの新旧比較] * 旧シールの変形は,取り出す際についたものです。
100320_1_10.jpg

[シールを入れたところ] * グリスアップしてから挿入します。
100320_1_11.jpg 100320_1_12.jpg

クランクシャフトシールは一回り大きいサイズ。
こちらはフランス製でした。

[シールの新旧比較]
100320_1_13.jpg

[シールを入れ”ている”ところ] * グリスアップしてから挿入します。
100320_1_14.jpg

よりシビアなのは,こちらのクランクシャフトシールの方。
上写真は挿入途中の様子ですが,ここから斜めにならないよう注意しながら,適正な位置まで差込んでいきます。
アマゾンさんは,スペシャルツールの代替品を製作して,ゆっくり確実に作業されていました。
経験と勘がものをいうところです。

さて,シールの交換が済んだら,タイベルカバーやスプロケットを組み付け,タイミングベルトを張ります。
タイミングベルトは,タイミングマークを合わせながらコマをスプロケットの溝に落とし,最後にテンショナーで張りを調節します。
なお,タイミングベルトは,2007年1月,111,259kmで交換していますので,今回は見送りました。
>>> 「タイミングベルト,ウォーターポンプ,サーモスタット交換」

次は,ウォーターポンプを組み付けていきます。
ポンプ本体は問題なさそうでしたが,ここまできたら念のために交換。

問題はOリングです。

そこで,一応,ウォーターポンプのOリングの位置を確認しておきます。
ポンプ上部の大きい方のOリングの付く口はエンジン内部へ接続し,下の小さい方のOリングが付く口はヒーターコアへとつながります。

100320_1_20.jpg

水漏れがあった大きい方のOリングは,リップが切れてしまっていました。
後述しますが,ポンプを組み付ける際,このOリングがきちんとエンジンと密着するように圧をかけて留める必要があります。
Oリングへの負荷が大きいのかもしれませんね。

100320_1_15.jpg

[Oリング(大)の新旧比較]
100320_1_16.jpg

そして,小さい方のOリングは,以前水漏れをした際に部品が揃わずシーリングしてごまかしていたところです。
>>> 「ウォーターポンプからの水漏れ対策」

ヒーターコアへ行く金属配管が腐食して,ポンプとの接続部分は欠けてしまっています。
今回はこちらのOリングも交換しますが,念のためにシーリングもしておくことにしました。

100320_1_18.jpg 100320_1_19.jpg

[Oリング(小)の新旧比較]
100320_1_17.jpg

ところで,今回交換はできませんでしたが,ホース類の劣化が気になりました。
硬化が進んでいて,内部も結構腐食していました。
そのうちホースに亀裂が入って,水漏れするかもしれません。

ポンプの組み付けについては,aunさんの記事に詳しいので,そちらをご覧ください。
>>> 「ウォーターポンプ・ガスケット交換の巻・・」
>>> 「第2回戦・・」
>>> 「水漏れ修理・・完結編・・」
>>> 「ウォーターポンプ攻略編・・」

aunさんも苦心されたところですが,ポンプの組み付けにはコツがあります。
ポンプのボルト穴の2箇所は位置調整用にずれるようになっており,そこを上手に調整して,大きい方のOリングがきちんと密着するようにポンプを固定しなければなりません。
これがなかなか微妙なんですね。
コツとしては,動かせないボルト穴にドライバーを突っ込みつつ,Oリングのつぶれ具合を確認しながら他のボルト・ナットを決めていくと良いそうです。

さて,これでようやく目的の作業は完了。
プーリーやファン,補機のVベルトを組み付けていきます。
ウォーターポンプ・プーリーとファンを留める4点ナットのトルクはしっかりかけましょう。
最後にラジエターを取り付けて,オイルラインとウォーターラインを接続すれば組み上げ終了。

100320_1_21.jpg

LLCも新しいものと交換しました。
およそ6Lです。
しばらくアイドリングして,減った分を足します。
水温が上がり,サーモが働いてLLCが循環し始めても水漏れは発生しませんでした。
エンジンが冷えた後も確認しましたが,問題なし。

オイル漏れもなさそうなので,シャフトシールも上手く入ったようです。

アマゾンさんは修理工場ではないのですが,いつも無理をお願いしてしまいます。
今回も本当に勉強になりました。
でも,いざひとりでできるかと問われると...ちょっと自信ないですね。苦笑

さぁ,次はマスターバックの交換です。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

[今回の費用](部品代) ¥24,510
 ・ ウォーターポンプ・アッセンブリ ¥17,500
 ・ カム/中間シャフトシール @2 ¥3,410(¥1,705)
 ・ クランクシャフトシール ¥1,806
 ・ LLC(2L) @3 ¥1,794(¥598)

[2010/03/20の走行距離] 158,011km
                                

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