VOLOTACK

ボルボ240の整備記録と日々のあれこれ。

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第3回じゃがグランプリ ~鹿の余韻とアンダースタビ編

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現地時間の2月6日午後10時,じゃがインターナショナルサーキットで「第3回じゃがグランプリ」が開催されました。
今回も現地から,グランプリの模様と各チームのパドックの様子をお伝えします。

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参戦チームのマシン特性や開発の方向性が明確化した前回大会から一か月,関係者の間では,各チームの戦力分析や最新技術や実験的要素を取り入れた次世代型マシン投入のうわさなど,グランプリ前から様々な情報や憶測が飛び交っていました。
まだシーズン序盤とはいえ,ポイント争いは激しさを増しており,サーキットの外で繰り広げられる情報戦からも目が離せません。
さらに今大会の一番の話題として,サーキットにラップタイマーが導入されたことが挙げられます。
ラップタイム(周回時間)とラップスピード(周回速度)の計測が可能となったことで,より客観的なデータの集計ができるようになり,今後各チームの開発に一層拍車がかかるものと期待されています。

予選前,各チームの代表にお話をうかがいました。

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1st(1.5P) 「じゃがレーシング」 チーム代表/ドクターK氏

前回大会では見事な勝利を飾った「じゃがレーシング」ですが,この1か月での変化は ―
「うちのチームカラーである『エキセントリック』という開発コンセプトは変わらないね。ただし,実験的なマシンも含めてより実戦的なレベルでの開発を意識したとは言えると思うよ。もちろんニューマシンも続々開発している」

資金面で他を圧倒してる点について ―
「『エキセントリック』であるということは,実際には大変なことさ。他のチームがやらないことをやり続けるってことだからね。実験しては失敗の繰り返しでうんざりすることもあるが,それが人生ってものだろう? 何事も挑戦することが大事。開発に対する情熱は誰にも負けないよ」

「実戦的レベルでの開発」というお話がありましたが,今大会でその成果の披露は ―
「それはニューマシンを投入するか,という質問だね。すでに『実戦的』なレベルに到達しているものも数台あると思う。しかし,グランプリではその時点でベストと思える戦略を尽くしたい。今回は前戦後さらにパワーアップした『T-BACK CORE FIGHTER』で臨むことになるだろう」

フリー走行では16km/h以上のスピードは記録したものの,惜しくも2番手でした ―
「決勝で勝つためには1周の速さだけでなく,安定感,それに運も必要だ。フリー走行の結果だけでは分からないよ。燃料の使い方も重要だね。いずれにしても,良い走りを見せる自信はあるよ。期待していてくれ」

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2nd(1.0P) 「Scuderia HARRARI」 チーム代表/D.ハラーリ氏

前大会ではまさかの3位。レース後,初代王者として雪辱を誓う言葉が印象的でした。あらためて今大会への意気込みは ―
「限られた時間のなかで最大限の準備はしてきたつもりだ。『Scuderia HARRARI』は家族みたいなもの。私は家族であるクルー全員を信じている」

ニューマシンについて ―
「今回投入したニューマシン『Desert Harrari』は,戦車をイメージしたまったく新しいコンセプトのマシンだ。前大会の厳しい結果は単なる事実であって,それ以上でもそれ以下でもない。チーム内にネガティブなマインドがあったとすれば一掃したかったし,『HARRARI』ブランドが持つ既存のイメージを打破するためにも良い契機だった。ご覧のとおり,ややもすると貧弱に陥りやすい”スタイリッシュ”や”スポーティ”というイメージはあえて抑えて,”男らしさ”や”力強さ”といった線の太さを強調したスタイルになった。ビビッドなカラーリングではなく,砂漠のような過酷な環境にも馴染む迷彩色というのも,新しい『HARRARI』の姿勢をよく表していると思う」

フリー走行では16.4km/hでファステストを記録しました ―
「テストの時間が十分ではなかったから,正直サーキットでシェイクダウンするまで心配はあった。フリー走行とはいえ,ファステストを取れたのは期待以上だった」

技術面について,もう少し教えてください ―
「シャーシは『Harrari F1』のスーパーⅡからVSに変わったのだが,スーパーⅡで蓄積した技術を最もスムーズに承継できるのがVSだった。シャーシは違うものの,じつはホイールベースやトレッドなどはかなり近い規格だし,小径タイヤを前提とした設計思想など開発の基幹部分にも大きな変更はない。あのデザインからは想像できないだろう?」

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3rd(0.5P) 「VOLOTACK/YangChan GP」 チーム共同代表/楊陳(ヤンチャン)氏

今大会直前,チームのメインスポンサーだった「ジオン公国」が政情不安により撤退したことを受け,急きょチーム株式の36%を取得し,事実上の経営権を取得した「ヤンチャングループ」。今後のチームの運営方針は ―
「展開は急でしたが,これまでも『VOLOTACK』オーナーのシュウ氏とのベンチャーは経験しているので,双方に抵抗感はなかったと思います。運営に関しても基本的には前体制を引き継ぐことになるでしょう。現場のスタッフに最高の仕事ができる環境を提供することが我々の役目であることはシュウ氏との共通した見解です」

現在コンストラクターズ0.5ポイントで3位というポジションについては ―
「プライベーターの宿命として,これまではスポンサーの問題など経営体制が安定せず,チーム方針も一貫しなかったと言えるでしょう。しかし,まだシーズン序盤ですから,これから出遅れを取り戻すことは十分可能だと考えています」

今回ニューマシンを含めて2台をピットに持ち込んでいます ―
「スーパーⅡシャーシのニューマシンについては,先週の段階では予備機としての機能を期待していましたが,フリーセッション中に問題点が出てきたため今週の投入はなくなりました。開発途中とはいえ,ポテンシャルは高いと思いますよ。メインマシンであるVSの後継機として期待しています。一方で,VSは非公式ながら18km/hを超えるラップをマークしています。ワンラップとしては,おそらく最速マシンでしょう。しかし安定感に問題があり,十分な力を発揮できていないのも事実です」

フリー走行中のコースアウトでマシンに深刻なダメージがあると聞いています ―
「クラッシュによってボディの修復は不能となってしまいました。幸いドライバーに怪我はなかったので,予備機『S2-01』のボディを乗せ替えて出場することになります。スチュワードに確認したところ,レギュレーション違反にはならないようなので,ひとまず最悪の事態は回避できそうです。しかし,事故原因を究明して必要な対策をとれない限りコースアウトのリスクが高いので,なんとか予選開始までのわずかな時間内に適切なセッティングを見出せるよう,ピット作業を急いでいます」

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フリー走行後,早々に作業を完了して静かにスタートを待つ「じゃがレーシング」。
時間ぎりぎりまでダンパーとスタビのセッティングを繰り返す「HARRARI」。
そして,果たしてマシンの復旧は間に合うのか...「VOLOTACK GP」。
三者三様のパドックでは,スタートに向けて緊張感が高まります。

そして,いよいよ「第3回じゃがグランプリ」予選・決勝の時刻となりました。
前大会から引き続き「じゃがインターナショナルサーキット」5周の総当たり戦で争われます。
心配された「VOLOTACK GP」もなんとかマシンを間に合わせ,くしくも全チームVSシャーシでのエントリーとなりました。
ベースとなるシャーシが同じだけに,各チームの純粋な技術力が問われます。

【予選・第1戦】
「VOLOTACK/YangChan GP」 VS 「じゃがレーシング」
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インレーンのグリットに「VOLOTACK」の『VS-03』,アウトレーンのグリットに「じゃがレーシング」の『T-BACK CORE FIGHTER』が並びます。
スタートは『T-BACK CORE FIGHTER』がリード。
しかし,インレーンのメリットを活かして『VS-03』が追いつき,『T-BACK CORE FIGHTER』がわずかにリードして1周目のコントロールラインを通過。
その後も『VS-03』が少し追い上げては『T-BACK CORE FIGHTER』が突き放すという展開で周回を重ねますが,4周目を過ぎてもその差は変わらず,そのまま『T-BACK CORE FIGHTER』が先頭でチェッカーを受けました。

【予選・第2戦】
「じゃがレーシング」 VS 「Scuderia HARRARI」
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インレンーンから『T-BACK CORE FIGHTER』,アウトレーンから「HARRARI」の『Desert Harrari』がスタート。
スタート直後から『T-BACK CORE FIGHTER』が差を広げ,3周目の終わりで『Desert Harrari』とテール・トゥ・ノーズの状態となったため,レギュレーションにより『T-BACK CORE FIGHTER』の勝利となりました。

この結果,決勝戦を行わずに「じゃがレーシング」の優勝が決定。
見事な横綱相撲で「じゃがレーシング」がグランプリ連覇を果たしました。

【2位決定戦】
「Scuderia HARRARI」 VS 「VOLOTACK/YangChan GP」
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優勝は決まりましたが,2位決定戦となる総当たり戦の第3戦。
インレーンから『Desert Harrari』,アウトレーンから『VS-03』が最後のスタートを切ります。
スタート直後は横並びの展開でしたが,2周目から『VS-03』がリードを奪い,その後も差を広げていきます。
4周目を過ぎて『VS-03』が『Desert Harrari』に追いつき,レース終了となりました。

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【第3回じゃがグランプリ|最終結果】
1st 「じゃがレーシング」 +1.0P
2nd 「VOLOTACK/YangChan GP」 +0.5P
3rd 「Scuderia HARRARI」 NP

【コンストラクターズポイント|暫定結果】 *( )内は優勝回数
1st 「じゃがレーシング」 2.5P(2)
2nd 「Scuderia HARRARI」 1.0P(1)
3rd 「VOLOTACK/YangChan GP」 1.0P(0)

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今大会を終えて「じゃがレーシング」のリードが1.5ポイントまで広がりました。
「HARRARI」と「VOLOTACK」は同ポイントで並んでいますが,優勝回数により「HARRARI」が上位。
「VOLOTACK」の初勝利はいつになるのでしょうか。

レース後,各チームから短い談話が入ってきています。

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ドクターK氏(じゃがレーシング)
「やべっ!焼酎1本空けちゃったよ」

D.ハラーリ氏(Scuderia HARRARI)
「関係者からブレーキの指摘を受けたが,うちのアレは”アンダースタビ”だ。ブレーキではない。ブレーキをかけるくらいなら最高速でコースアウトを選ぶのが私の哲学だ」

楊陳氏(VOLOTACK/YangChan GP)
「フリーセッションからの状況を考えると,ポイントがとれたことは最高の結果と言うべきですね。今はレース後に食べた鹿カレーの余韻を噛みしめています」

鹿カレー(大盛)
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なお,レース後オフィシャルからタミヤ非公認モーターの取り扱いについて次のとおり発表がありました。

「『じゃがグランプリ運営評議会』は,『ミニ四駆公認競技会規則』に基づきタミヤ公式レースにおいて使用を許されたモーター以外のモーター(以下「非公認モーター」という。)の使用の可否について審議を行った結果,『じゃがグランプリ』のテクニカルレギュレーションにおいては,今シーズン第4戦以降,非公認モーターの使用を不可とするレギュレーション変更を行うことを決定した」

次戦以降のモーターの取り扱いには注意が必要です。
以上,「じゃがインターナショナルサーキット」よりシュウがお伝えしました。

120207_1_06.jpg

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[Arcives]
>>> 「第1回じゃがグランプリ」 (2011/12/22)
>>> 「第2回じゃがグランプリ」 (2012/01/15)

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