VOLOTACK

ボルボ240の整備記録と日々のあれこれ。

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カフェ・ノエル

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「購入顛末① 動機。」でちらっと触れたのですが,もし『カフェ・ノエル』との出会いがなければ,僕は240に乗ることはなかったかもしれません。

いまから10年ほど前,札幌に出てきたばかりの僕は,豊平区にある『カフェ・ノエル』という喫茶店でアルバイトをさせてもらいました。
このお店,コーヒーはもちろん食器や調度品,オーディオから雑誌,はたまた建物そのものに至るまで,あくまで自然に,しかし断固としたコンセプト,というより一本「筋」のようなものが通っていて,とにかくすべてが寸分の隙もなく「あるべくして,ある」というようなお店でした。
そういうと,こだわり頑固親父の独りよがり的なお店を想像される方もいらっしゃるかもしれませんが,不思議なことにそういった押しつけがましい雰囲気は微塵もありません。
お店とお客との間に必要最小限の緊張感はあるべきだと思いますが,分別をわきまえた大人にとっては,本当の意味での贅沢な時間と気分をゆっくり味わうことのできる貴重なお店だろうと思います。
この絶妙なバランス感覚をもったお店をプロデュースしているのが,この店のマスターであり,いまの自分を形成している知識やものの考え方,感性や価値観は,このお店で働いていたときマスターから受けた影響によるところが大きいと自覚しています。

そして,そのマスターが乗っていたのがボルボ240でした。

「なぜボルボであって,なぜ240なのか」。

マスターの考えを聞き,共感し,自分もいつか240に乗りたいと思うようになっていきました。

ところで,240の長所と短所,コンセプトや個性...そういったクルマのもつアイデンティティを知り,そしてそこに強く惹かれるということは,換言すれば「240に象徴されるような人間になりたい」という願望の表れなのかもしれません。
そうだとすると,「こうありたい」という理想の自分と現実の自分とのギャップはどこであって,そのギャップを埋めるために必要な要素は何なのか,それがはっきり意識されてくると思うのです。
そして,それが理想の自分に近づくための手近な目標ないしは道しるべとなり,さらに人生における一貫したコンセプトあるいはテーマとなり,突き詰めるとそれこそが一本の「筋」となる訳です。
クルマは一例で,人生は取捨選択の連続である以上,ものごとすべてに同じことが言えると思います。
僕は「こだわり」がアイデンティティを確立していくための糧であると考えています。
マスターのプロデュースした『カフェ・ノエル』は,長年かけて築いたマスター自身のアイデンティティを具現化したものであって,そこに徹頭徹尾象徴されるテーマが「筋」となって貫かれているからこそ,お店全体に破綻のない秩序と安定感(「あるべくして,ある」)が感じられ,結果,お客にとって居心地の良い空間となるんだと思います。

これは,僕の考えですから,本当のところマスターがどうお考えなのかは分かりません。
もしかしたらまったく違うかもしれませんね。笑
でも,なんといってもあの落ち着いた赤のスクエアな外観をもつお店の前景に,'87年式の白い240セダンが停まっているというたたずまいは,まさに「あるべくして,ある」と言うほかありません。

気になった方,ぜひ一度たずねられてはいかがでしょうか?

**********

『カフェ・ノエル』
北海道札幌市豊平区福住3条8丁目22

(「羊ヶ丘展望台」入口から国道36号線方面へ200mほど下った左手)

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-2 Comments

トミレンガ says...""
「カフェ・ノエル」、行ってみたいですね~^^
珈琲を飲みながら何も考えず、「ぼけ~」っとタバコを吸ってる時間が結構好きで、僕もクラシカルな喫茶店にはよく行きます。
いつかは渋いカフェのオヤジになりたいな~と、わりと真剣に考えています^^
2006.10.07 20:28 | URL | #QPNeH1mQ [edit]
シュウ says...""
そのうちマスターにOKもらえたらお店の写真載せたいと思います☆
ちょっと堅い話題で恐縮ですが,僕の240の原点は間違いなくココにあります。

ところで,つい最近マスターから信頼のおけるクルマ屋さんを紹介してもらったんです。
まだ行ってないんですけど,整備もOKらしいので,ようやくDラー以外に相談できるところを見つけられて,改めてマスターには感謝している次第で,それでこんな話題になりました。

喫茶店のマスターにはあこがれますが,経営となると話は別ですもんねぇ。(苦笑)
「ノエル」のマスターのように覚悟ができていないと,半端な根性ではつとまらなそうですし...
ちなみに「ノエル」の営業時間は AM10:00~PM12:00 で,年中無休(たしか,年末年始も!)です。
2006.10.07 23:07 | URL | #- [edit]

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