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ボルボ240の整備記録と日々のあれこれ。

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ガソリン比較

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ガソリンについて,メーカーによる違いはあるのでしょうか?
その品質はどう評価したらよいのでしょうか?

まずガソリンの品質の重要な指標としてオクタン価が思い浮かびます。
そこで,メジャーなメーカーのオクタン価について,各オフィシャルサイトなどで調べてみました。

  エネオス: [R] 90 / [P] 100
  JOMO: [R] 90 / [P] 98~100
  コスモ: [R] 90以上 / [P] 99.5以上
  出光: [R] 90 / [P] 100
  シェル: [R] 90 / [P] 100
  エクソンモービル(モービル,エッソ,ゼネラル):  [R] 90 / [P] 100

  * [R] レギュラー / [P] プレミア(ハイオク)

以上のほか,三井石油とホクレンについても調べましたが不明でした。

各社とも,ほぼ「レギュラー90/ハイオク100」としており,少なくとも公開された数字上の差はほとんどありません。
ただし,今回あらためて調べながらなんとなく感じたのは,どうも供給されているガソリンの質にはバラつきがありそうだということです。
公表されている数字以上に,品質管理上の不安要素の少ないブランドを選択するのが賢明かもしれません。
国内基準(JIS規格)では「レギュラー89以上/ハイオク96以上」とされており,各社ともこれは遵守しているようですが,一部の業者はオクタン価96を下回るガソリンを「ハイオク」と称して販売し摘発されたケースもあるようです。

ところで,240の場合,使用ガソリンの推奨オクタン価は「91以上」とされています。
上記調査結果からも分かるように,厳密には国内ブランドのレギュラーガソリンは適用オクタン価をクリアしていません。
ですから全量ハイオクとはいかないまでも,混合した方が良いということになります。
そこで交互給油という戦法がとられるわけですね。
国内のレギュラーガソリンのオクタン価は北米・欧州に比べて低いため,レギュラー仕様車でも91以上のオクタン価を求めている車種が多く存在します。
それは240のような”ひとむかし前”の車種に顕著です。

では,なぜ日本のレギュラーガソリンのオクタン価基準は低いのでしょうか?
単に国産車を基準としているため,”ひとむかし前”の外車のことなど気にしてない...?笑

しかし,じつはもっと技術的な問題があるようなのです。
それは,近年ガソリンにサルファーフリー(低硫黄化)が求められるようになりましたが,技術上の問題としてサルファーフリーを追求するとオクタン価が大幅に低減するという現象が起きてしまうらしいのです。
環境への配慮を考えると,ある程度はオクタン価を犠牲にせざるを得ないというジレンマがあり,日本の場合はオクタン価よりも環境対策を重視した結果であるといえるのかもしれません。
それならば,なんとなく納得。

ここで話は戻って,メーカーによるガソリン品質の違いについてです。
サルファーフリー化をすすめれば環境にやさしいガソリンとなりますが,一方で重要な性能を失うという技術的な課題がありました。
ところが,エネオスは独自の技術でこの反比例を克服しているようなのです。
オフィシャルサイトの記事によれば,サルファーフリー化とオクタン価維持を両立できる国内唯一の技術「ロックファイナー」を開発し,すでに実用化しているとのこと。
エネオス一歩リード,というところでしょうか。

個人的にもエネオスは好きです。
240で比べたとき,他社のガソリンよりもノッキングが少ないと感じています。
オクタン価について数字上は各社横並びでしたが,実際のところエネオスは若干高めかもしれません。
それに品質安定性の点でも問題なさそうです。
また全国どこにでもSSがあり,クレジットカードやメンバーズカード,セルフなどを利用して安く入れられるというのも嬉しいですね。

結局は価格との相談となりそうですが(笑),値上がりをつづけるガソリンの話題でした。

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-7 Comments

ルーズ・ショルダー says...""
トラック運転手の知り合いの話では、当地では「近隣唯一の製油所、コスモ石油の製油所から」シェルや出光・etcのローリーが出て行くと「レギュラーに関してはOEM生産している。」とか。


石油元売メーカー看板のあるガソリンスタンドでメーカ表記の無いタンクローリーが止まっているのを複雑な気持ちになります。
2007.05.12 09:10 | URL | #SAu5W79E [edit]
aun says...""
と言うことは、オクタン価の高いガソリンを使用している車は環境には良くない? って事かな?
2007.05.12 15:09 | URL | #qwOj4Czw [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007.05.12 15:10 | | # [edit]
シュウ says...""
> ルーズ・ショルダー さん

レギュラーガソリンのOEM生産...本当にあるんでしょうか!?(笑)
でも,各メーカーともハイオクに重点を置いているせいか,レギュラーについては違いをほとんど感じないのも事実ですね。
2007.05.12 19:26 | URL | #MklatxYg [edit]
シュウ says...""
> aun さん

> と言うことは、オクタン価の高いガソリンを使用している車は環境には良くない? って事かな?

という訳ではなく,ガソリンをサルファーフリー化(脱硫黄処理)する技術として,水素と化学反応させる処理方法「水素化脱硫法」が一般的らしいのですが,この処理方法ではガソリン成分のうちオクタン価の高いオレフィンという成分がオクタン価の低いパラフィンに化学的に変換されてしまうため,ガソリン自体のオクタン価を維持できなくなるということらしいのです。
つまり,オクタン価と環境性能とは直接的な関連性はないと考えられます。
ただし,いかにオクタン価を下げないでサルファーフリー化を実現するかという技術面での課題は各メーカーが抱えているため,この問題に対し「ロックファイナー」という「水素化脱硫法」に代わる新らたな脱硫黄処理技術を開発して克服しているエネオスが技術的なアドバンテージをもっているように思います。
残念ながらエネオス以外のメーカーがどのようにオクタン価を維持しながらサルファーフリー化をすすめているのかについては分かりませんでした。

いずれにせよ,記事の表現は誤解を招いて当然の表現です。
すみませんでした。

それと,もう一点補足です。

日本に比べて,海外の国々のサルファーフリーへの取り組みが消極的だということではありません。
いろいろ調べてみると,現在は世界的に「足並みをそろえて取り組みましょう」といった雰囲気で,硫黄分排出規制についての目標設定も似通っています。
ただ,日本がサルファーフリーに取り組み始めた時期が他国よりも早かったのは事実ですから,そういう意味では日本は積極的ですね。
2007.05.12 20:14 | URL | #MklatxYg [edit]
aun says...""
エネオスのHPを覗いてきましたが・・
いやぁ~良く解らない・・と言うか難しいと言うか・・爆)
タバコもしかり、環境に悪いものは高く付くって事ですよねぇ~
2007.05.13 16:09 | URL | #qwOj4Czw [edit]
says..."承認待ちコメント"
このコメントは管理者の承認待ちです
2014.06.24 10:39 | | # [edit]

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